今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「被造物として主に仕える」
出エジプト記33章12-23節 マルコの福音書12章13-17節 足立 宏牧師
『カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい』
マルコの福音書12章17節
「カイザルのものはカイザルに」。ユダヤ社会の中で皇帝の銀貨を使っているといということは、ローマ皇帝の統治を承認することを意味します。主はユダヤの民が、毎日使っているお金にローマ皇帝の像が刻まれており、そのお金を生活の中で通貨として認めているのだから、その元締めであるローマ皇帝に税金を納めることは当然だといわれたのです。
続けて主は、こう言われます。「神のものは神に返しなさい」。これは厳密に言うならば、神に属する諸々のものは、神にお返ししなさいということです。それはまた、私たち人間は神様の所有に帰するべきものであるということです。私たちはお互いは、自分の意思で自分が望むように生きていると思っています。
しかし実は、私たちはみな、神の所有物です。自分の好きなように生きるのが人生ではありません。私たちの真の所有者である神様の御心に従って、神が喜ばれる人生を生きることが、人の人たるゆえんであり、真の平和と祝福の源と言えるのです。
† あなたは神様によって与えられていると思うものを書き出してみましょう。
それを神様にお返しするとは、どういう作業(実践)に結びつきますか。