今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「契約の血にあずかる」 イザヤ 54:7-10 マルコ14:12-25 足立 宏 牧師
【イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、彼らに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」】22節
これは最期の晩餐の場面です。翌日イエス様は十字架刑に処せられます。その前夜の食事会で、主催者は主ご自身でした。 2000年の間、キリスト教会は聖餐を重んじてきましたが、この箇所が歴史上、最初の聖餐式です。主はご自分を裏切る弟子たちと、聖餐を共にされたのでした。
22節『取りなさい。これはわたしのからだです』
これは明らかに十字架を示しています。イエス様の体が裂かれるのです。24節『これはわたしの契約の血です。多くの人のために流されるものです』。これもイエス様が十字架上でいけにえとなる、という内容です。しかも多くの人のためとは、多くの人の罪が赦されるため、私たちの醜い罪が、神の前に赦されるためです。ここにすでに聖餐の恵みがあらわされています。 この聖餐の恵みに与っているのは、立派な紳士ではなく、これからイエス様を知らないと言い、主を捨てる人間です。3年間の恩をあだで返す人たちです。その彼らが十字架を指し示す聖餐に与っています。
ここに恵みがあります。私たち罪人が救われる世界が提示されているのです。愚かな弟子たちが、主の一方的な恵みに入れられているのです。